【現地受入機関概要】
プレトリア国立劇場
プレトリア国立劇場は1963年に設立され、1,000名から120名程度を収容する6つの劇場を有する南アフリカ最大の劇場である。年間を通じてバレエ、ミュージカル、クラシックコンサート等様々な文化公演が行われており、同劇場への年間訪問者数は19万3千人となっている(2008年度実績)。

2008年より同劇場が主催し、南ア文化芸術省、現地新聞社・銀行等の企業が後援する「キャピタル・アーツ・フェスティバル」がスタートし、毎年8月下旬から9月上旬に約10日間、開催されている。2010年で3回目となる歴史の浅い芸術祭ではあるが、南ア国内のみならず各国大使館・文化機関等が招聘する海外からのパフォーマーが出演する国際芸術祭であり、これまでにアフリカ各国、中国、フィリピン、タイ、インドネシア、米国、フランス、ドイツ、フィンランド等の大使館・文化機関等が公演団を派遣している。

南ア文化芸術省、現地メディア等が後援しており、広報効果の非常に高い芸術祭ではあるが、これまでに同芸術祭に日本の団体が参加した実績はない。在南アフリカ日本大使館は同劇場より日本から同芸術祭への参加要請を受けており(特に現地の希望の声が高い日本の舞踊・音楽公演)、国際交流基金への助成が決定し、同芸術祭への阿波踊り公演実施が実現した場合には、同劇場は会場借料(音響・照明機材・技術者を含む)及び公演ポスター・パンフレット作成費等の広報費用を負担することに合意している。
マルボロ・スクール
在留邦人が多く居住するサントンから約15キロの位置にある小中高一貫の公立校。黒人居住区「アレクサンドラ」地域に隣接しており、約1,000名の生徒のうち約7割が黒人(残り3割はカラード、インド系等)。貧困地区に所在しながら、文武両道を学校の方針とし、サッカー等のクラブ活動に力を注ぎ、また高等教育機関への生徒の進学率も高い。2002年に日本政府草の根無償援助プログラムにてコンピューター42台を寄贈し、また2008年には北澤豪元日本代表選手(TICADWオフィシャルサポーター)が同校を訪問、サッカー教室、サッカーボール等の寄贈を実施している。

 「アレクサンドラ」地域はヨハネスブルグの中でも有数の貧困地区であるが、同校はエレクトリックフェンス、警備員の配置等しっかりとした警備対策をとっており治安上の問題はない。他方、同校から上記のプレトリア国立劇場へは車で1時間強の距離にあり、交通手段を有さない同校の生徒が国立劇場での公演に出向くことは困難であることから、同校理事会の要請を受け、公演団が同校を訪問し、公演及びワークショップ等を実施し、生徒との交流を企画している。
セント・フランシス・ケアセンター
セント・フランシス・ケアセンターは、ヨハネスブルグ空港から15キロの位置にあり、1992年にHIV・AIDS患者の治療・保護を目的として設立された。同施設では、エイズ患者をケアするホスピスの他、親がエイズで亡くなったり、捨てられたりした子ども達を世話する児童用施設を運営している。治療及び保護を受けている患者・孤児数は約150名。

HIV・AIDSは南アフリカにおいて大きな社会問題となっているが、同センターはエイズ患者に対する偏見・差別等の撤廃のためエイズに関する正しい知識の普及活動も行っており、南アフリカに多くあるHIV・AIDS患者ケアセンターの中でもモデル施設的な存在となっている。同センターの患者・孤児等は外出の機会が限られていることから、同センターの要請を受け、公演団が同施設を訪問し、公演及びワークショップ等の実施を企画している。
オルランド孤児院
オルランド孤児院は、黒人居住区ソウェト(ヨハネスブルグ市郊外)に位置し、約140名の孤児を保護している。日本との繋がりは深く、過去に日比野克彦氏が同孤児院の壁に壁画を描いたことがあり、2002年ヨハネスブルグ・サミットでは小泉総理(当時)が同孤児院を訪問している。ソウェトという貧困地区にあるが、同孤児院はしっかりとした警備体制をとっており治安上の問題はない。ただし、上述の学校と同様、国立劇場での公演に全生徒を参加させるための交通費を工面する余裕はなく、公演団が同施設を訪問し、公演及びワークショップ等の実施を企画している。
【施設スケジュール】
事業計画 開始日(日本出発日)
22年9月1日
終了日(日本到着日)
22年9月8日
公演回数 国数:1 都市数:3 会場数:4 公演数:5
実施場所 国/都市名 日付 会場名/収容人数 実施内容 現地受入機関名
  9/1 成田香港経由    
南アフリカ/プレトリア 9/2 南アフリカ着
  9/2 リハーサル(プレトリア国立劇場) リハーサル プレトリア国立劇場
プレトリア 9/3 プレトリア国立劇場(600名) 阿波踊り公演 プレトリア国立劇場
プレトリア 9/4 プレトリア国立劇場[屋外](200名)
プレトリア国立劇場(600名)
阿波踊り公演 プレトリア国立劇場
ヨハネスブルグ 9/5 セントフランシス・ケアセンター 阿波踊り公演及びワークショップ セントフランシス・ケアセンター(HIV/AIDS 患者ケアセンター)
ソウエト 9/6 オルランド孤児院・ホール(200名) 阿波踊り公演及びワークショップ オルランド孤児院
  9/7 オルランド孤児院・ホール(200名) 阿波踊り公演及びワークショップ オルランド孤児院
  9/7 ヨハネスブルグ発香港経由    
9/8 成田着

現地受入機関先の都合上、スケジュールは変更になる場合がございます。

NPO法人 障害者就労支援センター どんまい福祉工房H=and Project財団法人 日本児童家庭文化協会